ヘレン・ハイド
1868–1919
《雨の夜》
1906年
エッチング、アクアチント/紙
29.0×12.7cm
ハイドは、サンフランシスコやニューヨークの美術学校で学び、1890年に渡欧。パリでラファエル・コランやフェリックス・レガメに師事し、ジャポニスムに目覚める。
1899(明治32)年に31歳で初来日。短期間滞在の予定が13年間日本に滞在し、多色摺り木版画をエミール・オルリックに、エッチングをバーナード・リーチに、日本画を狩野友信から学んだ。浮世絵にも興味を持ち、下絵を描いたあと、彫師や摺すり師に任せて木版画を制作し、第10回日本絵画協会展で受賞。
また木版画《かたこと》がシアトルのアラスカ・ユーコン・パシフィック展で金賞を受賞。ハイドの木版画には当時の日本風俗・文化への憧れが女性や母子を通して神秘的に表現されている。(AJ)
