日本EN

コレクション

84

工芸

凡例

青木滋芳

1914(大正3)–1983(昭和58)

《黒潮》

1977(昭和52)年

染色

175.5×167.0 cm

千葉県立博物館 資料データベース

青木滋芳は、旧制千葉中学校で堀江正章から図画の授業を受けた一人である。その後、東京美術学校工芸科で、広川松五郎から染色について教えを受け、染色家としての道を志す。  初期の頃の染色技法は糊染で、師である広川のような細密な作風が多く見られたが、やがて風景を題材にした大胆な構図に変わり、蝋染が用いられるようになった。  本作は、千葉県勝浦市の景勝地である鵜原うばら理想郷を図案化した作品で、二曲一双の衝立となっている。黒に染められた岸壁は固い質感を感じさせ、岸壁を照らす金色の光、手前に迫る岩の紺色との染め分けなどにより、太平洋の荒波にも打ち勝つ岸壁の力強さと迫力を表現している。(UM)
《黒潮》 1