江口寿史
1956(昭和31)–
《手をつなごう》
2022(令和4)年
油性マーカー、ポスターカラー/パネルに貼られたキャンバス
180.0×180.0 cm
2022(令和4)年の「江口寿史イラストレーション展 彼女-世界の誰にも描けない君の絵を描いている-」開催初日と翌日に、当館講堂で公開制作し、その後、館内アトリエで完成された作品である。講堂には連日大勢の観衆が詰めかけ、江口寿史のトークで笑いが生じるなど、和やかな雰囲気で制作が進められた。
コロナ禍で生活が一変するなか、同じキャンバスサイズで公開制作を続け、4作目となる本作で完了した。それまでマスクをしていた人物は、2022年秋のこの作品では、口元を見せ手をつなごうとしている。
江口は、漫画、イラストレーションともに人気が高い。本作と漫画との違いは、キャラクターを描くのではなくモデルを捉えている点にある。魅力的な人物表現に今なお研鑽を続けていることがわかる秀作である。(NR)

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