日本EN

コレクション

55

洋画

凡例

小堀 進

1904(明治37)–1975(昭和50)

《花と海》

1974(昭和49)年

水彩/紙

53.0×73.0cm

千葉県立博物館 資料データベース

小堀進は、千葉県との県境に近い現在の茨城県潮来いたこ市で生まれ、千葉県で育った。水彩画の地位向上に尽力し、1974(昭和49)年水彩画家として初めて日本芸術院会員に選ばれた。本作品は、この同年に描かれた作品。  小堀は写生地として房総をこよなく愛し、本作品は千葉県南房総市千倉の白間津しらまづの花畑と海を描いている。白間津は冬でも温暖で、さまざまな花が咲き誇る太平洋に面した常春の地。水平線がまっすぐに伸び、ダークブルーの鈍い色の広大な空と海と、楚々とした色彩の軽妙なタッチによる花畑が対比され、うら寂しいなかに希望を感じる作品である。大胆で単純化した構図には、小堀の円熟した境地がうかがえる。(MN)
《花と海》 1