不破 章
1901(明治34)–1979(昭和54)
《二女》
1953(昭和28)年
水彩/紙
101.5×134.0 cm
新設したアトリエで、長女と三女の、娘二人をモデルにして描いた作品である。テーブルに置いた雑誌と、それに触れる二人の女性の手を起点として、一方は腕時計を着け、もう一方は手袋をつかみ、一方はストライプのワンピースを身に付け脚を組み、もう一方はより細いストライプのブラウスと紺色のスカートを着て脚をのばす。右側の椅子は壁と垂直に、左側は平行に置かれている。一つひとつの要素に注意を払いながら、画面全体を構成している。この作品で不破章は日展特選・朝倉賞を受賞した。
不破は東京都に生まれ、初め後藤工志に、後に石井柏亭の下で水彩画を学んだ。一水会、日展に作品を発表し、日展会員、日本水彩画会理事長などを務めた。(NR)
