中西利雄
1900(明治33)–1948(昭和23)
《四人の女》
1939(昭和14)年
水彩、グアッシュ/キャンバス
73.0×100.0 cm
中西利雄は、大画面に不透明水彩絵具による迫力ある水彩画を創り出し、水彩画界を牽引したことで知られる水彩画家。
本作は第4回新制作派協会展に出品された、代表作の一つ。中西は本作について「最初木炭紙全紙大のエスキースを作り、大体方針が決定してから制作にかゝった」「水絵具で群像を研究的に扱って見やうといふ意図で出発した」と述べており、画面の構成や表現に苦心した様子がうかがえる。人物の顔、背景、陰影部分は透明水彩で、その他の部分は白色の不透明水彩で描かれており、水彩ならではの透明感を生かした表現と油絵に比肩する迫力ある表現が巧みに組み合わされている。(JA)
