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コレクション

28

洋画

凡例

浅井 ちゅう

1856(安政3)–1907(明治40)

《藁屋根》

1887(明治20)年頃

油彩/キャンバス

48.9×71.0cm

千葉県立博物館 資料データベース

江戸の佐倉さくら藩邸に生まれ、幼少期を佐倉で過ごした近代洋画の先駆者浅井忠は、千葉県ゆかりの代表的な作家であるとともに、当館が長年コレクションの柱として、作品収集・調査研究に努めてきた作家である。  本作品は、1887(明治20)年頃、群馬県訪問時の経験をもとに制作したとされる、初期の代表作の一つ。中央に大きく藁ぶきの農家を描き、その前に広がる庭に配された二人の点景人物が、画面全体を引き締める効果を生み出している。青灰色を主調とした控えめな色彩ながらも、垣根に咲いている黄色と白の寒菊が、画面にアクセントを加えている。農村の日常生活と季節の情緒を巧みに描き込んだ、浅井の確かな技量がうかがえる風景画。(JA)
《藁屋根》 1