ピエール=オーギュスト・ルノワール
1841–1919
《少女像》
1916–18年
油彩/キャンバス
39.0×30.0 cm
印象派のなかでも人物表現に長けたルノワールだが、とりわけ少女像については生涯にわたって描き続けた。本作は、1919年に没するルノワールにとっては最晩年に描かれた作品で、血色のよい肌、夢見るような視線、笑みを含んだ口元など、少女特有のいきいきとした魅力が描かれている。
晩年のルノワールは、リウマチの症状が悪化したものの、息子で映画監督のジャン・ルノワールが残した映像には、不自由な手で絵筆を持ち、助手の力を借りながら精力的に制作をする様子が残されている。
本作からもまた、長年の主題を追求し、みずみずしい少女の姿を捉えて画面に残そうというルノワールの意欲が伝わってくる。(FR)
