チャールズ・ワーグマン
1832–1891
《七里ヶ浜風景》
制作年不詳
油彩/キャンバス
20.6×43.0 cm
ワーグマンは、1861(文久元)年頃、『イラストレイテッド・ロンドン・ニュース』の特派員として来日した後、横浜居留地を拠点に『ジャパン・パンチ』を発行し、ポンチ絵を流行させた。
各地に取材に出かけたワーグマンは鎌倉には一度ならず訪れていたようで、1876(明治9)年にはフランスで日本美術の普及に貢献したエミール・ギメ、フェリックス・レガメと鎌倉を旅行した。
背景に描かれた江の島にも訪れ、ギメは自然の中に美しさを見出す日本文化に心を動かされ、「聖なる島」と呼ぶほどに江の島を気に入っていた。江の島に加え、遠景の富士山、木船や海女らしき人々といった海辺の風俗など、日本らしさを詰め込んだような風景画の一つである。(FR)
