フランソワ=オーギュスト・ラヴィエ
1814–1895
《たそがれ》
1885年
水彩/紙
32.0×20.0 cm
ラヴィエはリヨン出身で、初め法律を学ぶためパリに移り住んだ。後にバルビゾン派に傾倒して風景画を描くようになり、オーヴェルニュでコローに出会うと、コローの勧めでローマに旅行した。ローマには2度旅をしてフォンタネージと親交を結び、バルビゾン派の魅力を伝えたといわれている。パリの喧騒を離れて、クレミューに15年間住んだ後、1867年からはモレステルに定住すると、その地の自然をモチーフに活動を続けた。
本作は、モレステルでよく主題とした日没の風景を描いたものである。水彩画独特の即興性をもって、夕空のグラデーションと樹々にあたる光のうつろいを抒情的に画面にとどめている。(FR)
