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コレクション

18

洋画

凡例

ジャン=フランソワ・ミレー

1814–1875

《垣根に沿って草を食む羊》

1860年頃

油彩/キャンバス

51.5×62.2cm

千葉県立博物館 資料データベース

ミレーは、バルビゾン派のなかで、風景より貧しい農民の日々の営み、農民と家畜の共存などに心を寄せ、主に労働の尊さ、素朴で敬虔な暮らしへの賛美を描いた。そのため、社会主義者などと誤解されたこともあった。  この作品は《落穂拾い》や《晩鐘》と同時期の1860年頃、ミレー46歳頃の円熟期に描かれた。背伸びしながら一心に草を食む無垢なヒツジの愛らしさ、人間に従順なヒツジへの愛おしい思いがその柔らかな毛に覆われた後ろ姿を通して表現されている。温かな陽光がヒツジたちを祝福しているかのようだ。  手前の道端の野草から、3匹のヒツジのみ浮き上がらせ、逆光の茂みの向こうに陽光がたっぷり当たっている。奥行があり無駄のない、よく練られた構図である。(AJ)
《垣根に沿って草を食む羊》 1