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コレクション

81

工芸

凡例

増村益城ましき

1910(明治43)–1996(平成8)

乾漆波文溜塗盛器かんしつはもんためぬりもりき

1965(昭和40)年

漆芸

7.5×38.5×38.5cm

千葉県立博物館 資料データベース

器を支える3本の脚は、ヒノキを切り削ったもので、それ以外は乾漆と呼ばれる技法で造られている。乾漆とは、もととなる原型の上に麻と漆を塗り重ねて成形する、古くからある技法であり、唐招提寺の《鑑真和上坐像》などもこの技法で作られている。  波文とは、表面にやや茶色味のある透明の漆を塗り、周辺部に石油をたらしてつくった波文様のことであり、溜塗とは、朱色の漆の上からやや茶色味のある透明な漆を塗り重ねることで、2色の漆の色が混ざり、あずき色のような深い色合いが生まれる塗りの技法である。縁の形状も波を連想させる、味わい深い作品である。(NR)
《{乾漆波文溜塗盛器|かんしつはもんためぬりもりき}》 1