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コレクション

6

日本画

凡例

時田直善

1907(明治40)–2000(平成12)

《望洋》

1938(昭和13)年

絹本著色

219.0×340.0 cm

千葉県立博物館 資料データベース

枯れた大樹に住んで子育て中の3羽の海鵜が、揃って何かの物音に反応し内湾を望む姿を描いている。千葉市大巌寺だいがんじの境内の森は、1935(昭和10)年に県が「鵜の森」として天然記念物に指定。当時、川鵜400~500羽、ゴイサギやシラサギなど約2,000羽が生息していたという。しかし宅地造成、工業地帯の拡張、自らのフンなどによる自然破壊で1972(昭和47)年には鵜が絶滅する。  時田直善は、房総の景色や風俗、動物、風習などをテーマとした。この作品は、持ち主が額装から屛風に変え、その際、画面に迫力を出すためにあえて絵を外側とした。見る者も鵜の近くにいるような臨場感と奥行がある。時田は戦時中、鳥を題材に《群冠図》《鵜陣》《勝鬨かちどき》などの作品を描いて人気を博した。(AJ)
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