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コレクション

42

洋画

凡例

石井柏亭はくてい

1882(明治15)–1958(昭和33)

《印度洋上》

1910(明治43)年

水彩/紙

38.0×28.0cm

千葉県立博物館 資料データベース

1910(明治43)年12月からおよそ2年間、石井柏亭はヨーロッパ各地を巡った。日本を出発し、途中のシンガポールに寄港した際に乗り込んできたインド人の青年をモデルに船上で描いた作品である。引き締まった口元と、澄んだ目の表現が素晴らしい。簡潔に過不足なく描かれた白い衣服は、褐色の肌と表情を一層引き立てる。背景の雲とブルーの海とがインド洋上の風を届ける。人物画でも優れた技量を示した柏亭の画業においても、強い印象を残す作品である。  柏亭は浅井忠に師事し、油彩画、版画でも優れた業績を残すのみならず、美術雑誌の刊行や美術団体の結成に参加して要職を歴任するなど、多方面で活躍した。(NR)
《印度洋上》 1