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コレクション

4

日本画

凡例

横尾芳月ほうげつ

1897(明治30)‒1990(平成2)

《春風》

1986(昭和61)年

絹本著色

171.0×173.0 cm

千葉県立博物館 資料データベース

福岡市に生まれた横尾芳月は、上京して美人画の名手である池田輝方てるかた、伊東深水しんすいらに師事した。中央画壇で活躍したほか、青衿せいきん会、日月社の結成にも参加。晩年は千葉市内に居住し、千葉県展を舞台に作品を発表した。  本作は見開きの屛風の左側に人物を、右側には余白を大きく取り、人物を誘うかのように桜を配している。中央の屛風の合わせ目の線が、向かい風で乱れる衣服の様子と、髪と衣服を気にしながら身を傾けて進む人物の動きとを効果的に見せる。風に吹かれてたなびく振り袖の裾や、散りゆく桜の花びらが、屛風の形式と相まって画面全体に動きを生み出している。師である輝方の影響が垣間見える、気品と情感を感じさせる一作。(JA)
《春風》 1