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コレクション

33

洋画

凡例

松岡 寿

1862(文久2)–1944(昭和19)

《森と小川》

1895(明治28)年

油彩/板に貼られたキャンバス

23.2×32.6 cm

千葉県立博物館 資料データベース

松岡寿は、工部美術学校に最年少で入学したが、浅井忠らと退学した後はイタリアとフランスに留学した。帰国後は明治美術会で洋画普及のため、精力的に活動したことが知られている。留学の成果でもある人物表現を得意とし、優れた肖像画を残した一方で、工部美術学校時代の師フォンタネージの教えを守り、写生に基づく風景画も描いた。本作を見ると、小さな画面、落ち着いた色調でありながらも、小川に映る水影の透明感など、とりとめのない景色に見られる自然の美しさを捉えている。画面の左下には、イタリア語で「素晴らしき友、浅井忠へ」と書きこまれており、工部美術学校以来の年上の友人浅井に贈られたものであることがわかっている。(FR)
《森と小川》 1